ゴミ屋敷に住んでいる人はゴミ屋敷の認識はない!だからこそ解決しないゴミ屋敷問題

ニュースを見れば、ゴミ屋敷の問題やそれによるご近所トラブルなどが取り上げられていることがよくあります。また断捨離、ミニマリストなどという言葉も生まれ、ゴミ屋敷がまるで悪者のようにもとらえられることがあります。しかし見た目はゴミのように見えたとしても、実際に住んでいる人は全く危機感を感じていません。だからこそ解決させることが難しい問題なのです。

ゴミってなに?個人的にとらえ方が異なる価値観

ゴミって何でしょうか。不要なもの?使わないもの?必要ないもの?
しかし人によっては、一見ゴミのように見えても好きだからとっておきたいと収集の対象になることもあるのです。そのためこれは必要、これは不要だからゴミかな?と思う感覚は人によって異なるのです。

ゴミ屋敷の住民はゴミと思っていない

著者は仕事柄ゴミ屋敷に行くこともあります。しかしそこに置かれているものにはすべて理由があったりするのです。その理由を聞くと、まさにその人の歴史が詰まっている!そのため簡単には捨てる、処分するという決断を他人がすることはできないのです。
また大切なものの奥には、もちろん古くなって住民すら何が置いてあるのかわからないというものもたくさんあります。しかし困ったことに、それを勝手に触られるのも好まないのです。確かに勝手にやってきて、家の詮索をされるのは誰だっていやですよね。
だからこそ解決が難しい問題なのです。

住民にゴミ屋敷を認識してもらうには?

普段の生活をしていると、なかなか住民がゴミ屋敷と認識するのは難しいでしょう。認識してもらうにはきっかけが必要です。
例えば、

  • ものに躓いて転んで動けなくなってしまった
  • 不衛生なもの、古いものを食べて胃腸炎になってしまった、また清潔が保てず皮膚炎になった
  • 身内や家族が訪問して家族間のトラブルに発展した

など。
そのような状況が積み重なることによって、少しずつ危機感を感じてくれる場合も少なくありません。住民も高齢化し、少しずつ意識が変わるからです。

ゴミ屋敷とその背景を知ることが大切

ゴミ屋敷の中には、高齢夫婦だけの生活、また独居生活、認知症、体の不自由さなど様々な住民の要因が含まれていることもあります。そのためゴミ屋敷だから片付ければいいという問題ではなく、その背景を知ったうえでいろいろな方向からアプローチやサポートをすることが重要です。