近年「思考停止」がディスられているが、思考停止する時間も重要である理由

2010年代に入った頃からでしょうか、否定的な意味で「思考停止」という言葉が使われるのを、よく耳にするようになりました。しかしながら、思考停止をする時間も必要ではないでしょうか。以下に、その理由をご説明していきましょう。

思考だけして動かない人は何もできない

思考しかしない人がいる

身の回りにも有名人の中にも、思考して、いろいろなことを語るけれども、結局は何もしないという人をよく見かけます。確かに、思考すること、考えることは重要です。しかし、個人が頭の中で何かを考えていても、現実は何も変化しないのです。
例えば建築物ならば、いくら見事な設計図を描いても、建築素材を用意して、実際にそれを組み立てなければ、その建築物は完成しません。しかし、設計図を描きそれを語るだけで、実際にそれを組み立てようとしない人がやはりいるものです。
また、政治や社会に対する不平不満は誰にでもあるとは思うのですが、不平不満ばかり募らせている人が、実際には政治や社会に対して大したことはしていない、というケースも珍しくありません。そもそも情報収集という「行動」もせず、ろくに政治や社会のことも知らないのに、狭い自分の見解の中でだけの不平不満を募らせている人もいます。

思考停止して行動すべき時がある

思考も重要ですが、行動も重要です。そして行動とはたいてい、困難を伴う面倒なものです。ですから、「思考はもう十分だから、あとはとりあえず思考停止して動こう」という局面があると思うのです。

想像と現実は違うから体験しないとわからないこともある

体験しないとわからないことがある

また、想像と現実が違うということは多々あります。思った以上に大変なこと、想像を超えるトラブルというのは、よくあることです。いくら十分に思考しても、体験してみないとわからないことがやはりあるのです。
ですから、とりあえず思考停止して行動した方が良いケースもたくさんあるのではないでしょうか。そしてそれによって得られた経験が、思考だけでは決してたどり着かない貴重なものになると思うのです。

思考と行動を繰り返すことで知恵が蓄積する

また、その後はその体験をふまえた新たな思考をし、さらにまた新たな行動を起こせばよいのではないでしょうか。さらに、それを繰り返すことで、その人の知恵はどんどん蓄積されていくのではないでしょうか。

とりあえず思考停止して行動することにも十分な価値がある

思考するのも大変ですが、行動するのも同様に大変なことです。そして、行動しなければ得られないものがあります。ですからある程度思考したら、今度は思考停止してとりあえず行動してみることにも、十分な価値があるのではないでしょうか